マラソンランナーに多い、内くるぶし下の痛み(後脛骨筋腱炎)について、その原因と筋肉の働きについて解説します。 後脛骨筋は、ふくらはぎの真ん中あたりにある深層筋で、ふくらはぎの骨間膜から始まり、アキレス腱内側から内くるぶし […]
スポーツ障害と治療
腱炎と腱鞘炎はどう違う?腱の働きと構造
足の内くるぶしや、外くるぶしの下、甲の部分に痛みがあり、治療に行くと、「腱の炎症です」と言われた事のあるランナーは多いと思います。 よく「スジを痛めた」という人がいますが、そのピアノ線状のスジが「腱」です。 そこで、「腱 […]
O脚・X脚は、どうすれば治る?
O脚・X脚には、治るもの、治らないものがあります。 人間は、2歳までは内反膝(O脚)で、その後3~4歳では外反膝(X脚)。その後内反膝傾向になり、15歳ころまでに、成人の正常とされる外反度(3~4度)を形成します。 とこ […]
有痛性外脛骨障害
有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)障害とは、外脛骨に異常があり、痛みを伴っている状態のことです。 本来、外脛骨とは舟状骨と融合すべき骨が、何らかの原因により融合しないままに残ってしまった過剰骨の一種。舟状骨の内後方 […]
ランナーに多い足の舟状骨の痛み(後脛骨筋付着部炎)
後脛骨筋とは、ふくらはぎの奥にあり、足首を底屈(つま先を下げる)させ、地面を蹴る時に働きます。ふくらはぎの骨間膜から内くるぶしの下を通って、足の舟状骨、内側楔状骨(ないそくけつじょうこつ)に停止します。 舟状骨は、内くる […]
恥骨の疲労骨折
ランナーに多くみられる疲労骨折は、脛骨、中足骨、腓骨、恥骨の順に多く、今回は私自身が50才を過ぎて初めて経験した、恥骨の疲労骨折について解説いします。 <発生のメカニズム> 股関節の伸展時(太ももが後方へ)坐骨後面に付く […]
下肢のアライメントとランニング障害
ランニング時のアライメントを前方から見てみると、膝と足先が一直線になっている人(nautral)、足先が外を向いている人(toe-out)、足先が内を向いている人(toe-in)の3タイプに分けることができます。 それぞ […]
筋肉痛はなぜ起きる?発生のメカニズムと対処法
急に激しい運動や普段やり慣れていない運動をしたとき、朝目覚めたら、歩くのもつらい「筋肉痛」。 誰しもが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。 今回、筋肉痛が起きるメカニズムと対処法について説明いたします。 &nb […]
梨状筋(りじょうきん)症候群~その2~
前回、梨状筋症候群の発生機序、症状、治療などについてお話ししましたが、今回はさらに解剖学もご理解いただき参考にしてください。 これは、被写体を右横から見た解剖図です。ご覧のように梨状筋は仙骨前面から大腿骨に付いており、骨 […]
ランニングによる半月板損傷
半月板とは、膝関節の中にある軟骨組織で、体重の負荷の分散と関節の位置の安定を保つ役割を担っています。この半月板がランニングによる繰り返しのストレスにより、一部が傷ついたり断裂した場合、半月板損傷といいます。 40歳以上で […]