スポーツ障害と治療

後脛骨筋腱炎の原因と解剖図

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マラソンランナーに多い、内くるぶし下の痛み(後脛骨筋腱炎)について、その原因と筋肉の働きについて解説します。

後脛骨筋は、ふくらはぎの真ん中あたりにある深層筋で、ふくらはぎの骨間膜から始まり、アキレス腱内側から内くるぶしの下を通り、舟状骨、内側・中間・外側のそれぞれの楔状骨についています(人により第2,3,4中足骨にまでつく場合あり)

<働き>

  1. 着地して足を蹴り上げる時に、ヒラメ筋、腓腹筋を働きやすくするための協力筋
  2. ランニングしている時のアーチの支持や調整(動的支持ともいう)
  3. 不整地を走る際、足首を地面に適合させる(内返し)

<腱炎が多い理由>

腱の走行が、内くるぶしにより曲線になっている上に、着地をするたびに左右に動き、使用頻度が高いため。

※痛みは、走るとズーンとした痛みで、無理をすると走れてしまうので、ケガを長引かせるケースが多々あります。練習量を落として治療を続ければ、割と早く回復します。

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