スポーツ障害と治療

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タナ(滑膜ヒダ)障害

膝のタナ(滑膜ヒダ)とは、膝関節を覆う関節包の内側にあるヒダ状に飛び出し部分を言い、その形が棚(タナ)状に見えるので、タナと呼ばれています。 タナ(滑膜ヒダ)は誰にでもあるわけでなく、2~3人に1人の確率で存在し、 上下 […]

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ランナーに多い、骨盤周囲の痛み

骨盤周囲の痛みについては、複雑多岐にわたるため、ここではランナーに多くみられる「付着部炎」について説明します。 まず、「付着部炎」が起きる原因ですが、運動により、筋肉が骨に付く弱い部分に繰り返しのストレスがかかるためです […]

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ランナーに多い、下腿のコンパートメント症候群

下腿の筋肉は、骨、骨間膜、筋膜により、図のように4区画(コンパートメント)に分けられており、各区画の内圧が上昇することによって、痛み、腫れ、機能障害などが起きます。この障害のことを「コンパートメント症候群」といい、「急性 […]

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清宮選手が負傷した「有鈎骨(ゆうこうこつ)骨折」とは

最初に、「手根骨(しゅこんこつ)」と呼ばれる骨は全部で8つあり、「橈骨手根関節」「手根中央関節」「手根間関節」の3つの関節で、手首の動きを作り出しています。 「手根骨」の骨折は、一般的に手をついたときに、橈骨(とうこつ) […]

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ハムストリングスの肉離れ

はじめに、ハムストリングスに肉離れが多い理由について説明します。 ハムストリングスとは、大腿後面の筋肉(半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋)のことで、二つの関節(股関節・膝関節)をまたぐ二関節筋です。したがって、伸ばされなが […]

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筋筋膜性腰痛と急性腰痛(ぎっくり腰)

筋筋膜性腰痛 筋筋膜性腰痛とは、椎間板や骨に異常がなく、腰部の筋肉、筋膜、神経の変化によるもので、いわゆる一般的な腰痛です。 ただし、広義には椎間板変性、腰椎分離症などからくる、筋肉などの変化による腰痛も含みます。 原因 […]

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成長期以降の腰痛と椎間板ヘルニア

前回、成長期には、終板障害(成長軟骨障害)や、腰椎分離症が多いという話をしました。今回は、成長期以降の「骨が出来上がってから起きやすい腰痛」についてお話しします。   骨が出来上がると、今度は「椎間板(ついかん […]

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成長期にみられる腰痛

脊椎(腰椎)は、「椎体(ついたい)」という骨と、椎間板の間にある「終板(しゅうばん)」と呼ばれる成長軟骨が伸びることにより成長します。 成長期には、身体が一気に伸びるように骨が先に伸び、筋肉は骨に遅れて成長するため、筋肉 […]

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足底腱膜炎の骨棘(こつきょく)とは

よくレントゲンで、足底腱膜炎のランナーの踵の骨にトゲが発見されることがあります。これが骨棘(こつきょく)です。 この骨棘とは、ランニングの繰り返しにより腱膜に微細な傷ができ、その修復過程で腱膜組織が骨に変わってできたもの […]

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腓骨筋腱炎の原因と解剖図

マラソンランナーに多い、外くるぶしの下の痛み(腓骨筋腱炎)について、その原因と筋肉の働きについて解説します。 腓骨筋には、長腓骨筋・短腓骨筋の2種類があります。 長腓骨筋は、腓骨頭・腓骨上部外側面・筋間中隔(筋肉をグルー […]