スポーツ障害と治療

腓骨筋腱炎の原因と解剖図

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

マラソンランナーに多い、外くるぶしの下の痛み(腓骨筋腱炎)について、その原因と筋肉の働きについて解説します。

腓骨筋には、長腓骨筋・短腓骨筋の2種類があります。

長腓骨筋は、腓骨頭・腓骨上部外側面・筋間中隔(筋肉をグループ分けしている結合組織の壁)から始まり、外くるぶしの下を通って、足裏にまわり内側楔状骨、第1中足骨粗面につきます。

短腓骨筋は、腓骨下部外側面から始まり、第5中足骨粗面につきます。

<働き>

  1. 着地して足を蹴り上げる時に、ヒラメ筋、腓腹筋を働きやすくするための協力筋
  2. ランニングしている時のアーチの支持や調整(動的支持ともいう)
  3. 不整地を走る際、足首を地面に適合させる(外返し)

<腱炎が多い理由>

腱の走行が、外くるぶしにより曲線になっている上に、着地をするたびに左右に動き、使用頻度が高いため。

※痛みは、走るとズーンとした痛みで、無理をすると走れてしまうので、ケガを長引かせるケースが多々あります。練習量を落として治療を続ければ、割と早く回復します。

関連リンク:
後脛骨筋腱炎の原因と解剖図
内くるぶし・外くるぶしの下の痛み
腱炎と腱鞘炎はどう違う?腱の働きと構造

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

ランニング障害・ケガでお悩みの方へ

ランニング障害・ケガでお悩みの方は、ぜひ当院へお越しください。
鍼灸の治療はもちろん、スポーツマッサージ、ランニングやリハビリ期の練習に関するアドバイスもおこないます。


 

田中はりきゅう接骨院

所在地
岐阜県岐阜市西荘2丁目25-11
JR西岐阜駅から徒歩2分

電話番号
058-253-2901

診療時間
平日 8:30~12:00 16:00〜21:00
木曜日 午後 予約制
土曜 8:30~12:00

休診日
日曜日・祝日

田中はりきゅう接骨院 公式HPへ