スポーツ障害と治療

ランナーに多い、下腿のコンパートメント症候群

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下腿の筋肉は、骨、骨間膜、筋膜により、図のように4区画(コンパートメント)に分けられており、各区画の内圧が上昇することによって、痛み、腫れ、機能障害などが起きます。この障害のことを「コンパートメント症候群」といい、「急性型」と「慢性型」があります。

「急性型」は、骨折や打撲などにより、区画内の内圧が一気に上昇することで、筋肉の壊死が起きる場合があるため、速やかに病院で手当てを受ける必要があります。

「慢性型」は、マラソンランナーやサッカー選手に多く、筋繊維の肥大などにより、筋肉内の血液などが貯留して、内圧が上がり、神経や血管などを圧迫し痛みを伴います。運動をすると痛みが出る特徴があり、①区画の障害が一番多くみられます。

 

最近、当クラブのメンバーも2月のフルマラソンを終えてから、10Kくらい走ると必ず①部分に痛みが出ると訴え来院しました。

コンパートメント症候群と診断し治療を開始します。

まずは、下腿全体の入念なマッサージをします。その後、患部の血流改善と筋肉を弛緩させる目的で、はり治療を施しました。ストレッチのやり方と練習は控えめにするように指示して終了です。

これで、しばらく様子を見る事にしました。

この障害は、痛みに耐えて練習を続けると、増々悪化し長引きます。

練習を控えめにしてストレッチや患部を温めるなどして回復をはかりますが、それでも治らない場合は、マッサージや鍼治療がおすすめです。

 

 

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田中はりきゅう接骨院

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