スポーツ障害と治療

扁平足(アーチ)とランニング障害

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よく、うちに来院される患者さんから、
「足裏のアーチがなく扁平足だから、よくケガをするのでしょうか?」
と聞かれることがあります。

答えは、正解です。

それでは、なぜケガにつながるのかを簡単に説明していきます。

まず、アーチは骨・靭帯・筋肉で支持されており、「内足縦アーチ(土踏まず)」「外側縦アーチ」「前足部横アーチ」「中足部横アーチ」の4つがあります。それぞれが協調機能しながら、衝撃の緩衝やバランス機能を保っています。

また、アーチがしっかりしていると、蹴りだしの時の力が強くなります。しかし、スポーツなどによる疲労の蓄積により、アーチを支える筋肉が弱くなりアーチが崩れてくると、衝撃が大きくなりケガにつながるというわけです。
アーチの低下によるランニング障害の代表的なものには、モートン病シンスプリント足底腱膜炎がありますが、膝・腰など全身にわたります。

次に、アーチが崩れたらどうすれば良いかですが「タオルギャザー」「ゴルフボールを踏む」「インソールを入れる」「アーチを支える筋トレ」などをすれば治ってきます。このあたりについては、インターネットに情報がたくさん出ていますので、自分に合った治療法を選んで実施してみてください。やり方については、今回割愛させていただきます。

さらに、知っていただきたいことがあります。先天的な扁平足の人はアーチを作る事は難しく、上手く付き合っていくしかないということです。生まれた時、すなわちすべての赤ちゃんは扁平足で、アーチは乳幼児期~幼少期に形成され、10才~12才で完成されます
ところが、骨格の形成期に何らかの問題が生じると、大人になっても扁平足が残るというわけです。しかし、扁平足でも全国級のマラソンランナーはたくさんいます。頑張っていきましょう!

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田中はりきゅう接骨院

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