みなさんは、『シンスプリント』という言葉を聞いたことがありますか?別名『過労性脛部骨膜炎』とも言います。内くるぶしの上、骨と筋肉の境目にそって20cmくらいの間に、痛みを伴います。
痛みの原因は、ふくらはぎの筋肉が下腿の一番太い骨(脛骨)の骨膜にくっついていますが、繰り返しの運動によってふくらはぎの筋肉が骨膜を引っぱることにより炎症がおき痛みが発生します。また、扁平足などのアライメント異常、路面やシューズの環境によっても誘発されます。シーズン初めなど、急激な練習量の増加でも起きやすいため、初心者病とも言われています。
予防と治療ですが、ふくらはぎに疲労がたまってきたと感じたら、早めにスポーツマッサージやストレッチなどで解消すること。万が一痛みが出てきたら、患部のアイシングとストレッチを行ってください。あと、鍼がよく効きますのでお困りの方はぜひ当院にお越しください。
また、痛いときの練習はどうするのか?
痛みが強ければ完全休養ですが、少々の痛みなら路面の良いところを5キロくらいジョックしてもかまいません。ただし終わった後のアイシングとストレッチはお忘れなく。次に、痛みが引いてきたら、徐々に練習の強度を上げていってください。
このシンスプリント、無理をして練習を続けると疲労骨折を起こしますので要注意です。