雑記

EMS機器(電気筋肉刺激装置)は筋トレの代わりになるか

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EMS(Electrical Muscle Stimulation)とは、エレクトリカル・マッスル・スティムレーションの略。

筋肉に電気刺激を送り、他動的に収縮させることにより、筋肉を強化する方法のこと。

中年になるとお腹周りが気になりだし、電気パットを張って 寝転んでいる人がいますが、はたしてどんな効果があるのか考察してみました。

筋肉を電気刺激するという事は、筋肉を引き伸ばし細胞レベルで筋肉の損傷が起き、それを修復する過程で筋肥大が起き、物理的には筋量、筋力ともアップします。ただ、体重や皮下脂肪までは落ちにくいため、テレビに出てくるような割れた腹筋を手に入れる事はかなり難しいようです。

また、スポーツ選手が行う筋トレとは、以下のような違いがあります。

  1. 自らの意志で行っていないこと
  2. 動きが伴っていないこと

1については、トレーニングの3原理5原則の中の「意識性の原則」(自らの意志でトレーニグすることで効果があがる)に反していることと、脳からの命令を介していないため、脳と運動神経の反応が鈍化すると考えられます。

関連リンク: トレーニングの3原理+5原則

2については、過去のブログ「レジスタンストレーニングの負荷のかけ方」で、“筋肥大、筋力アップをはかりながら、実際の運動種目にあった動きの中にトレーニングを入れることで、パフォーマンス向上が期待できる ” に反しています。

関連リンク: レジスタンストレーニングの負荷のかけ方

以上の理由から、スポーツ選手が必要とする筋トレに代わりえない、と結論づけました。

やはり、静止して電気で筋肉を動かしているだけでは、スポーツ選手に必要な筋肉は手に入らないということです。

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