運動生理学

レジスタンストレーニングの負荷のかけ方

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レジスタンストレーニングとは、いろんな負荷(バーベル、ダンベル、マシン、自重、徒手、チューブなど)をかけて筋力トレーニングすることを言います。また、筋収縮の仕方により、下記のように分類されています。

筋収縮の種類

1 等尺性収縮(アイソメトリック コントラクション)

筋の長さは一定の収縮。重いものを両手で抱えて、じっとしている時の上腕二頭筋
※上腕二頭筋(力こぶの筋肉)

2 等張性収縮(アイソトニック コントラクション)

発輝する力が一定の収縮。重いものを両手で抱えて、上げたり下げたりしている時の上腕二頭筋

  1. 短縮性収縮(コンセントリック  コントラクション)・・・筋肉を短くしながら力を出す
  2. 伸張性収縮(エクセントリック  コントラクション)・・・筋肉を伸ばしながら力を出す

3 等速性収縮(アイソキネティック コントラクション)

収縮するスピードが一定。ダンベルを持って常に同じスピードで肘を曲げ伸ばししている時の上腕二頭筋

  1. 短縮性収縮(上に同じ)
  2. 伸張性収縮(上に同じ)

4 増張性収縮(オークソトニック コントラクション)

だんだんと張力が大きくなる。チューブの端を固定し、もう一方を持って肘を曲げていく時の上腕二頭筋

負荷のかけ方

同じ重さの重量物でも、慣性の法則が働き、トレーニングの仕方によって筋肉にかかる力に差がでます。
例えば、最初に「えいっ」と持ち上げた時の動作は、ゆっくり持ち上げた時の3倍の力になりますが、終盤は軽い力で持ち上げることが出来ます。従って、次の順で負荷を変えていくのが良いとされています。

  1. 負荷をゼロから徐々に上げる運動(チューブトレーニングなど)
  2. 負荷に対して、ゆっくりとした運動
  3. 負荷に対して、速い運動
  4. 実際の動きの中での、反動を利用した運動(投げる、跳ぶ、走るなど)

1,2,3で筋肥大や筋力アップを狙い、次にその筋肉を実際のスポーツの動きの中に結び付けていくという方法が良いということです。

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