ランニング理論

トレーニングの3原理+5原則

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運動(練習)するにあたって、トレーニングには3原理+5原則があります(以下の通り)。

  1. 過負荷の原理
  2. 特異性の原理
  3. 可逆性の原理
  4. 漸進性(ぜんしんせい)の原則
  5. 前面性の原則
  6. 反復性の原則
  7. 個別性の原則
  8. 意識性の原則

しかし、ほとんどの人がこの原理・原則を理解せずトレーニングしているのが現状です。すべてをしっかりと理解する必要はないと思いますが、この中で『5.前面性』の原則については、特にマラソン選手に必要であると思いますので、詳しく説明します。

トレーニングの要素には、筋力・持久力・瞬発力・敏捷性・バランス感覚・柔軟性などいろいろありますが、「すべてを鍛えることで体力が構成される」という考え方です。つまり、マラソンに例えるなら、「単に走る」だけでなく、筋トレ・ストレッチ・バランスボールなど。さらに言うなら他の種目(水泳・バレーボール・野球など)も取り入れることが大事だということです。

ただ、ここで重要なことは優先順位を考えるということです。私個人の考えとしては、当然1番は「走るトレーニング」。2番は「柔軟性(ストレッチ)」、3番は「筋トレ(マラソンに特化した体幹トレ)」、4番は「他の種目」だと思います。

次に頻度ですが、1番・2番は毎日、3番は週に2~3回(軽い練習のあと)、4番は1ヶ月に1~2回くらいがいいのではないかと思います。4番に限っては環境を作ること自体が大変なので、まったく無しでも構わないと思っています。

あと、これはよく目につくことですが、「良いトレーニング」ができていないのにやたらストレッチや筋トレに重点を置いている人です。これでは、良い記録は出ませんね。

ストレッチ・筋トレと言っても、様々な方法があります。よく考えて自分に合うものを、取り入れていくことをお勧めします。

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