ランニング理論

サブスリーを達成する練習法

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“サブスリー”

市民ランナーの誰もが憧れ、速いランナーとしての称号。事実、うちのクラブにもサブスリー達成を目標とするメンバーがたくさんおり、簡単には越えられない壁となっています。

そこで、一流ランナーから市民ランナーまで多くのランナーが参考にしているダニエルズ理論を、私の経験も踏まえて、「どうしたらサブスリーを達成できるのか」について、その練習法とトレーニングのポイントをお伝えします。

サブスリーを達成する練習法

サブスリーの記録をダニエルズのVDOTでみると、「VDOT54」に該当します。
つまり、サブスリーを狙うためには、以下の記録・ペースが指標となります。

  • 5000m=18分40秒/km
  • 10000m=38分42秒/km
  • ハーフ=1時間25分40秒/km
  • LT(乳酸性作業閾値)ペース=4分00秒/km
  • 1000mインターバルペース=3分41秒/km

サブスリーを達成する練習内容

有酸素能力、LTペースを上げるために最適なポイント練習は以下の通りです。

  • 1000mインターバル=5本~8本/3分41秒以内/リカバリー3分以内
  • 2000mインターバル=3本/7分22秒以内/リカバリー5分以内
  • 5000m=1本~2本/1本なら18分40秒以内を狙う・2本なら19分10秒前後でまとめる/リカバリー7~8分
  • 10000m=38分42秒以内を狙う
  • ペース走(12K~20K)=4分05秒~4分20秒/km
  • 距離走(30K)=4分40秒~5分00秒/km

これらのポイント練習を、1週間に2回以上(市民ランナーは2回で十分)やるということです。ただし、違う負荷をかけることが大事です(インターバルと距離走、5000mとペース走など)。

さらに、ダニエルズ理論には書かれていませんが、時々はMAXで16K~20K走をレースのイメージでやることをお勧めします。現状の力が把握できると同時にハーフのタイムが伸びます(ただし大会の2週間以内はやらないように)。

また、ポイントからポイントの間のつなぎジョックは、その日の体調に合わせて8K~15Kを無理のないペースで走ればOKです。

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