タカマラソンクラブを立ち上げ、マラソンの指導をはじめて丸5年。
今までにサブ3を達成したのは5人。一方で、3時間05分前後でなかなかサブ3に到達できない人も、同じくらいいます。(2018年現在)
そこで、「サブスリー達成できた人」と、「達成できない人」の違いについて、練習に取り組む姿勢、考え方、性格など、今まであまり語られていない視点から捉えてみました。
ただし、運動能力や性格には個人差があり、私が指導した中で感じたことを書いていますので、くれぐれも「達成できない人」を批判する記事ではないことをご理解ください。
<サブスリーを達成できるタイプ>
- 練習を休まない(習慣化している)
- 目標を決めたら何としてもやり通すブレない気持ちがある
- 大胆不敵なところがある
- 頑固なところがある
- 根気と集中力がある
- 孤独に強い
- よく食べて、よくお酒を飲む
<サブスリーを達成できないタイプ>
- 練習を休みがち(習慣化していない)
- 目標を定めても「必ず目標を達成して見せる」という気持ちが弱い
- 周りに気を遣いすぎる
- 考える力が強すぎたり弱すぎたりする
サブスリーのためのメンタルの鍛え方
サブスリーを達成するために必要なポイント練習は「サブスリーを達成する練習法」に書いたとおりですが、インターバル走やLT走などのハードな練習を継続して行うことは、決して簡単なことではありません。
つまり、サブスリーを目指すランナーにとって「ポイント練習」は、サブスリーを達成するためのスピードや持久力を養うだけでなく「メンタルを鍛えるトレーニング」でもあるのです。
つなぎのジョックも、取り組み方次第でメンタルは鍛えることができます。
<練習の注意点>
- ポイント練習は、現状の力を出しきる(決して、はずさない)
- 練習は、ケガと積極的休養以外は極力休まない
- 月間走行距離の目標を作り、挑戦する
- つなぎのジョックでは「サブスリーを必ず達成する!」という意識を持ちながら走る。
*月間走行距離の目標に挑戦することで、「諦めない」精神力が宿りますが、ひとつ間違えば、キレのない、疲労困憊の状態をまねきます。従って、適正な距離の選択と体調次第では目標を変更する事も必要です。
さらに、練習方法と絡みますが、スピード型の人は、距離を意識して長期間練習を継続すること。
反対に、持久型の人は、スピード練習を週1回取り入れることも大切です。
サブスリーがなかなか到達できない人に、私からエールを送ります。
「目標を心に強く、強く、持つこと。あなたは強く持っているつもりかもしれませんが、まだまだ弱いのです。そして、“何としても達成して見せる”という強い気持ちを持ち続けるのです。何度失敗しても、持ち続ける。そして、練習の意味を理解して、毎日、実行するのです。」
この気持ちを忘れず、良い練習ができれば、必ずサブスリーは達成できます。
マラソンは長丁場。「今日練習するの嫌だな」と思う日があるうちは、まだまだです。