ランニング理論

初心者がケガをしないためのマラソン練習

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私の仕事柄、たくさんのマラソンランナーが怪我の治療に来られます。

その中で、特に初心者ランナーの方からは、「なぜ怪我をするのか」、「怪我をしない練習方法を教えて欲しい」といった質問をよくされるので、その答えについてお話ししたいと思います。

<怪我の原因と対策>

1. ウォーミングアップ、クーリングダウン不足

初心者ランナーの多くが、ウォーミングアップやクーリングダウンをしていなかったり、不足したりしています。中には、やり方を知らない人もいます。しっかりやることは、間違いなく怪我の予防になります。今一度、その必要性を再認識し、実行しましょう。

2. 急激に距離を増やしたり、スピードを上げる

普段、週1回しか練習していない人が、急に3日、4日と連続して練習をしたり、やり慣れていないスピード練習をしたりすることで、疲労が蓄積し怪我につながるケースです。距離もスピードも徐々に上げていくことがポイントです。

例えば、週1回×5Kのランナーの場合、まずは週2回 × 5Kに挑戦してみます。しばらくすると、楽に練習がこなせるようになります。

そこまできたら、次は週3回 × 5Kに挑戦です。これもクリアしたら、次は距離を7Kにしてみたり、後半ビルドアップにしてみたりというように、徐々に距離とスピードを上げていきます。このような感じで、練習を進めていくのが理想です。

徐々に距離とスピードを上げていく理由は、以前のブログにも書いた「トレーニング3原理+5原則」の「漸進性の原則」に当てはまります。

”自分の体の発達に合わせて、負荷を重くしていく”というものです。負荷が強すぎると怪我をするからです。

トレーニングの3原理+5原則

ついつい、調子がいいとか、走りたいという気持ちが強いためオーバーペースとなり、怪我をしたり怪我がなかなか治らなかったり、というパターンを大変多く見てきました。ぜひ、参考にしてください。

ただ、このマラソン理論は、右肩上がりに体力がつく若いランナーには当てはまりますが、徐々に体力が落ちる40才以降のランナーについても、そのままの理論が当てはまるのでしょうか?

普通に考えれば、何かが違って当然です。

よく、ランニング雑誌に40才以上のトレーニング方法が書かれていますが、ほとんど理論の説明が足りません。

この点に注目し、経験と知識を重ね合わせた結果、私なりの、ひとつの理論ができ上りました。

この理論でしばらく指導し、結果を見て、いずれ公開したいと思います。

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田中はりきゅう接骨院

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