ランニング理論

インターバルトレーニング ~応用編~

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前回、インターバルトレーニングの基本についてお話ししました。私も当然20代の頃インターバルトレーニングをやっていましたが、ダニエルズ理論を詳しく知っていたわけでもなく、インターバルトレーニングの効果は「心肺を鍛えるため」とだけ理解して、コーチの言われるままに走っていました。

600M×15本・1000M×10本・2000M×5本という練習が基本でしたので、あながち間違っていなかったと思います。ただペースについては、1000Mなら10本いけるペース配分を考えてライバルに負けないように走っていました。今となっては決められたペースではありませんでしたが、これも良かったように思います。

ここからは経験と持論ですが、ペースはダニエルズ理論からはじき出してもいいのですが、体調によりそのペースが楽すぎたり、途中でペースダウンすることも大いにあります。さらに強くなりたいのであれば、はじき出したペースはあくまでも目安として、それ以上のペースで挑戦するべきです。そして、半年後、1年後にそのペースが速くなった時、力がついています。間のインターバル(休憩)は、1000Mを3分30秒で走ったとすると、単純に2本目は3分30秒以内にスタートできれば効果はあると思います。ただ、インターバル(休憩)時間はペース次第です。速ければ長く、遅ければ短くということになります。

そして、この練習からおおよその5000M、10,000Mの走力がわかります。1000M×5本(インターバル2分)平均3分30秒で走れれば、5000M(3分30秒×5)17分30秒。さらに、そのペースで10本できれば、10,000M(3分30秒×10)35分ジャストの力があるように思います。

このインターバルトレーニング、高強度のため大変きつい練習です。心肺も鍛えられますが、精神力も鍛えられますので、最後までペースを落とさないよう強い気持ちを持って臨む事が大事です。頑張りすぎか、食べすぎか、インターバル練習中に吐く選手を過去に何度も見てきました(笑)

 

インターバルトレーニング ~基本編~ 

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