ランニング理論

インターバルトレーニング ~基本編~ 

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インターバルトレーニングとは、1952年ヘルシンキオリンピック長距離(5000M・10000M・マラソン)3種目優勝した、ザトペック選手(チェコ)が大会前10日間毎日400Mを75~90秒・インターバル(休憩)は200Mゆっくりジョックで繰り返し60本行っていたことから、普及したトレーニング方法です。その目的は、最大酸素摂取量(VDOT)を高めることで、効率の良い循環器系を作ることにあります。車で言うと、少ない燃料でたくさん走れるハイブリッド車のようなアスリートが出来るという訳です。

それでは具体的に強度・本数・インターバル(休憩)をどう決めるのかについて説明いたします。

まず強度(ペース)については、現在のVDOT5000Mのベストタイムから求めます(ジャック・ダニエルズのマラソン教本参照)。ちなみに、現在の私の5000Mベストタイムは、18分10秒あたりなので、マラソン教本の表に当てはめると「56mL/Kg/分」の位置です。そうすると、1000Mのインターバルのペースは、3分34秒で効果があるというわけです。私にとっては、かなり速いペースです。

次に距離ですが、600M~1600Mの範囲で1週間に1回、10Kを上限にすべきだとされています。1000Mなら10本まで、ただし3分34秒を超えては意味がないので、その人の能力により左右されます。さらに、体へのダメージが大きいことから、週間距離の8%くらいまでと言われています。たとえば、1週間に100K走る人であれば、8Kまで(1000Mなら8本)にすべきだということです。

さらに、インターバル(休憩)の時間は、ランニング時間の50%~90%と言われています。つまり、3分34秒走ったら1分47秒~3分13秒のインターバルをとっても良いことになります。

ちなみに、このインターバル理論(アメリカ長距離の名コーチ、ジャック・ダニエルズのマラソン教本参照)は人体の運動生理学について研究された英知であり、現在全世界の多くの長距離コーチの指導理論になっています。

次回応用編では、私の経験にプラスしてもっと簡潔にまとめたものをお届けしたいと思います。

 

 

参考サイト:Jack Daniels’ VDOT (http://runsmartproject.com/calculator/

 

インターバルトレーニング ~応用編~

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