運動生理学

骨を丈夫にする栄養と運動

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前回、骨の代謝について書きましたが、今回は「骨を丈夫にするにはどうしたら良いのか」について、解説します。

骨密度のピーク{最大骨量(ピーク・ボーン・マス)}は、女性は18才頃、男性は20才頃と言われており、この年齢までにカルシウムをしっかり摂りながら運動をして、骨密度を高くしておく事が大切です。

骨密度のピークを過ぎてからも、バランスのとれた栄養と適度な運動を取り入れることで、骨密度の減少を遅らせることができます。

具体的には、カルシウムの1日所要量「大人600~700mg(小児や成長期はさらに+200mgが推奨)」を目標に、蛋白質、ビタミンD、Cも含めてバランスのとれた食事をする事が大事です。カルシウムを多く含む代表的な食品には「エビ、カニ、魚、牛乳」などがあります。

しかし、どれだけカルシウムを摂っても、重力に逆らった運動をしなければ、骨は成長しません。

運動には、骨細胞を活性化し、骨密度を高める効果があり、特に垂直方向にジャンプする運動が良いとされています。たとえば、バレーボール、バスケットボール、サッカーなど。縄跳びやジョギングも悪くありません。

「カルシウムをしっかり摂って、骨に刺激を与える運動をする」

これが、骨を丈夫にするポイントです。

 

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