ランニング理論

マラソンの練習は週何日がベスト?

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マラソンの練習内容や練習頻度など取り組み方は人それぞれですが、果たして週に何日トレーニングをするのがベストなのでしょうか?

トレーニングの原則、超回復理論、マラソン理論、私の経験、などを元に考察したいと思います。

 

トレーニングの原理のひとつに「可逆性の原理」があります。これは、「トレーニングによって筋肉は強く大きくなるが、トレーニングをやめると元の状態に戻る」という原理です。1~2日休んだ程度では筋力は衰えないと言われています。

 

超回復理論は、「トレーニングによって筋力は一時的に低下するが、48~72時間後に元の筋力を超える筋力がつく」という理論です。

 

この二つの理論を組み合わせると、トレーニグは一週間に2回で良いことになりますが、これはあくまで筋力のみの話。マラソンの場合、さらに心肺機能、筋持久力、メンタル面などを考慮しなければなりません。

 

たとえば、残り5日間を完全休養した場合、どうなるでしょうか?

まず体重が増えて、最大酸素摂取能力は落ち、とても走れる状態ではないと思います。

 

するとやはり、週に2回のポイント練習で筋力、心肺機能、筋持久力を鍛えつつ、残り5日間はジョックで疲労回復や体重を維持するのが良い、と言えそうです。

 

メンタル面では、私の周りを見渡してみると、練習頻度の多い選手ほどマラソンに必要な粘りがあります。私自身も、ほぼ毎日練習を欠かさなかったことで、諦めない精神力が養われたと感じています。

ただし、休みを入れる事で、気持ちのリフレッシュや疲労回復がはかれるのも事実です。

 

結論としては、
ふだんは完全休養を避けつつ「凄く疲れているとき」、「ケガの予兆があるとき」のみ休養する。
これがベストだと思います。

「練習を継続することでメンタルを強化する」と言う考え方も必要です。

 

ただし、これはあくまでマラソンに限った考え方で、トラックレースを目標とする場合や年齢の高い人は、あてはまらない部分も多いことを、付け加えておきます。

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