スポーツ障害と治療

腸脛靭帯炎とは~その1~

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みなさん、ランナーズニー(ランナー膝)という言葉は、マラソンをやった人であれば、一度は聞いたことがあるかと思います。ランナーズニーとは、ランナーに起こる膝周囲の障害のことで、広義の意味で使われています。以前お話しさせていただきました鵞足炎(がそくえん)もランナーズニーの一つです。

今日は、そのうちの一つ、膝の外側に痛みを生ずる腸脛靭帯炎についてお話しさせていただきます。

まず、この靭帯は体の中でもっとも大きいと言われる靭帯で、股関節の前外側(大腿筋膜張筋)と臀部(大殿筋)の二つの筋肉が太もも上部外側で合わさり、腸脛靭帯(太ももの真横を通る)となって膝外側を超え、脛骨(下腿の骨)の外側に付きます。その作用は膝の直立位を安定させます。

つまり、ランニング時(特に下り坂)膝くずれ(膝折れ)しないよう働きます。また、太ももの外側についていることからO脚気味の人は常に靭帯にストレスがかかっていることになります。

したがって、起伏の多いところをたくさん走る人とO脚気味で固い路面を多く走る人は靭帯の緊張が強まり、膝を曲げ伸ばしするたびに膝外側の少し上の大腿骨の出っぱりとこすれて痛みを生じます。これが、腸脛靭帯炎です。古いランニングシューズ(特に踵よりの外側が減ったもの)で練習を繰り返すことも原因の一つとなりますので注意が必要です。

今回は長くなりましたので、治療法などにつきましてはその2でお話ししたいと思います。

腸脛靭帯炎とは?その2

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