前回、この腸脛靭帯炎の原因と起こりやす人について説明させていただきました。今回は、その治療法について説明します。
まず、膝の前外側部(骨のでっぱりとこすれる場所)自体が痛くなる場合と、太ももの外側真横中央部あたりが痛む場合があります。私のランナーと治療の経験から、最初に真横中央部が痛くなる前ぶれがあり、前外側部が痛むケースが多いように思います。
ポイントはここです。前ぶれを感じたら練習を落とし、患部のアイシング・ストレッチを積極的に行うこと。さらに、シューズの外側踵よりが減りすぎていないか?練習のコースに下り坂が多くないか?など自分の回りの環境を見直すことが大事です。そして、思い当たることがあれば改善しましょう。
この腸脛靭帯炎は、悪化させてしまうと治りにくく、何人もメスを入れる人を見てきました。早め早めの対処が重要であると同時に、完全に治るまではきつい練習をしないことが大変重要です。
そこで、どこをストレッチするか?
太ももの前後左右は当然ですが、股関節の回りの筋肉、特に大腿筋膜張筋と大殿筋は意識的に伸ばしてください。早く治りますし、再発しにくくなります。
ストレッチの仕方は、自分で調べてくださいね。言葉では・・・(泣)