昨日、NHK BSプレミアム「美と若さの新常識」で、骨の健康についての放送があったので、まとめてみました。
骨は「骨芽細胞」と「破骨細胞」によって、添加と吸収が行われ、日々作り替えられているという事は、以前のブログにも書きました。
その「骨芽細胞」から「オステオカルシン」というホルモンが作られており、全身に運ばれているようです。
その働きは、老化を防ぐ効果があり、動脈硬化、内臓脂肪、高血糖などを抑えたり、脳の働きを活性化すると言われています。
まさに、若返りホルモンと言えます。
その他「ランクル」という免疫系統に関わるホルモンも作られています。
次に、骨質について、骨密度が高いだけではダメで、「しなやかさ」が必要であるという事です。
「しなやかさ」を保つのが「コラーゲン」です。
「コラーゲン」も骨芽細胞から作られています。
図を見ていただくと解りますが、建築物の「梁」のような役目、構造になっており、骨を支えています。
ところが、その「梁」の一部に「糖」+「活性酸素」が引っ付くと「AGE」という老化物質が骨質を劣化させてしまいます。
パンの焦げも「AGE」です。
それでは、「しなやかさ」を保つにはどうすれば良いのか?
「糖」を摂りすぎないことと、「活性酸素」の発生を抑えた運動、食事、生活習慣になります。
具体的には、「糖」を摂りすぎないことは、言葉通りです。「活性酸素」の発生を抑えるには、どうしたら良いか?
適度な運動と、タバコはやめ、睡眠はしっかりとり、ストレスをためない生活。食事はビタミンB6の摂取が効果的です。
ビタミンB6が多く含まれる食品には、レバー、サケ、まぐろ、かつお、バナナ、アボガドなどがあります。
放送を見てわかった事は、骨の状態を良くしておくことで、若さを保つことができ、病気にもなりにくいという事。
「適度な運動」については、マラソンランナーには少し厳しいですね。