雑記

青山学院大学、原監督の指導は何が違うか

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今年の箱根駅伝は、力が接近しており、どこの大学が優勝するか予想が難しかったが、ふたを開けてみると、青山学院大の圧勝であった。

そこで、私なりに、監督である原さんの指導が優れている点について、分析してみました。

監督として必要な共通要素を書き出してみると

  1. 監督と選手との信頼関係を構築できる
  2. ランニングを熟知しており、適切なアドバイスができる
  3. 選手のモチベーションが上がるような、話ができる
  4. チームとして、相乗効果が上がるような雰囲気作りができる
  5. 人として信頼できる

ざっと以上ですが、

特に原さんの優れている点は、人を見抜く力にすぐれており、どんな声をかければ、心に響くかをよく知っている。そして、個人個人によって、使い分けができている。

チーム力が落ちないよう、全体を見わたす観察力に優れていることと、チームをまとめる能力が高い。

また、勉強熱心であることも、とても大きな要素です。今は、学生に限らず、ランナーのほとんどが根拠のない練習にはついてこないし、質問されて答えられるという事もとても大事です。

さらに、原さんを見ていると、今はマラソンに限らず、いろんな分野でも知識を高めているのが、よくわかります。この勉強熱心な姿勢が、監督としての必要な要素すべてのレベルを押し上げていると感じます。

「青学のランナーははずさなかった。ラストの5Kの走りが違う」これも、何かを徹底的に追求する姿勢から生まれた教訓で、それを学生に伝えた結果です。

結論は、やはり走るのは人です。

監督は選手との信頼関係を高めながら、チームとして切差琢磨できる雰囲気を作り、良い練習を積ませた。その手法、レベルが他の大学よりも優れていたという事です。

私も指導者の一人として、土俵は市民ランナーですが、たくさんの人に喜んでもらえるよう、努力していきたいと思います。

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