疲労骨折とは、骨の同じ箇所に繰り返しのストレスが加わることによって、微細な骨破壊が起きた状態です。発生機序(メカニズム)から、マラソンやジャンプ競技に多くみられます。また、ホルモンバランスがくずれカルシウムが流出することで、女性ランナーに多い特徴があります。
それではどの箇所に起きやすいか。実はすべての骨に可能性あるので、ここではマラソン競技に限らせていただきます。まず一番多いと思われるのが、足の中足骨(指の根本から甲のあたりにある骨)2番、3番(親指側から1番~小指まで5番)の骨折。次に脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)です。まれですが、舟状骨(しゅうじょうこつ)、踵骨(しょうこつ)、肋骨(ろっこつ)などにも起きます。
次に、疲労骨折しているかどうかの見極め方ですが、好発する部位(骨)については、まず疑ってください。そして、痛い箇所が骨上であり、指で押して激痛が走るかどうか。また、練習量を落としてもぜんぜん良くならないなどが目安となります。
ここで大事なことは、無理をして完全に折ってしまわないことです。完全骨折してしまうと、治るのに長期を要します。
さらに、疲労骨折が疑われる場合どうするのか?初期の場合レントゲンに映らないため、MRI撮影をお勧めします。もちろん、練習は完全休養です。ただ、痛くなってから2週間以上経過していれば、骨折箇所にもよりますが、レントゲンで診断可能です。あとは、骨が付くまで安静にするしかありません。
「骨を折る」という言葉には、「骨折する」と「いとわないで人のために尽くす」という2つの意味がありますが、できれば後者の方で頑張りたいですね。(笑)