運動生理学

運動性の血尿とタンパク尿について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

みなさんの周りには、マラソンの練習後、血尿が出るという人はいませんか?

実は、マラソン選手には珍しいことではなく、私も今までに5~6人見たり聞いたりしたことがあります。

マラソンレース後や練習後の血尿は、腎臓への酸素供給不足によって毛細血管の透過性が高まり、赤血球が尿中に流れ出たことなどが原因と言われています(ラグビーなどのコンタクトスポーツによって腎臓自体が損傷を受けた場合は除外)。

血尿は一日で収まる一過性のものですが、数日以上血尿が続く場合は、他の病気が疑われるので、病院に行く必要があります。

また、激しいスポーツの後には、タンパク尿がみられることがあります。これは、運動時に腎血流量が激減し、糸球体の透過性が高まり蛋白質が漏れ出したり、再吸収が上手く出きないことによって起きるようです。

タンパク尿も一日で収まることが多いですが、マラソンなどの長時間、高強度の運動の場合は数日から数週間に及ぶこともあるようです。

いずれにしても、一日で収まる血尿や数日で収まるタンパク尿の場合はそれほど気にしなくても良さそうですが、長期間にわたったり、頻度が増してくるようであれば、医師の診察を受けてください。

 

※詳しく理解したい人は、生理学(拡散、浸透、ろ過)と腎臓の機能などを勉強してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る