答えは、80才でも筋力はつきます。また、筋力のピークは20才前後と言われています。
どういう意味かと言いますと、何も運動をしていなかった人が80才になって筋トレをすれば、筋力はアップする。ただし、人間の最大筋力が身につくのは20才前後であるという意味です。
それでは、マラソンのピークは20才前後かというとそうではありません。マラソンの場合最大筋力の勝負ではなく、心肺機能向上を含めいかに疲労しにくい筋肉や体を作るか、さらには2時間以上も走りきる精神力などいろいろな要素があります。一般的には、学生時代のトレーニングの仕方や個人の成長度合いにもよりますが、30才前後だと言われています。ちなみに、若くして厳しいトレーニングを続けてきた人は、ピークが25才~26才と早く来るケースが多く見られます。
それでは、50才を過ぎてのマラソン選手の筋力はどうなのか?
残念ながら、何もしなければ筋肉の落ちるスピードは、20代と違い断然早くなります。そんな中で練習はどうするのか。疲労の蓄積や怪我のリスクを考えると、若い時にやっていたトレーニングをそのままやるのではなく、常に体の状態をフィードバックしながら練習内容を決め、実行することが大切だと思います。前にもお話ししましたが、私の場合、調子の良い時は意識的にペースを上げて筋力を維持し、練習の感触で筋力と筋肉の状態をはかっています。
またマラソンのピークについては、人それぞれマラソンへの取り組み方の差が大きいため未知ですね。
全国には、50才を過ぎてもマラソンを2時間31分前後で走るスーパーおじさんがいます。
2時間31分がピーク。こんな考え方をすればモチベーションも上がり頑張れますよね(笑)