スポーツ障害と治療

痛み止め注射の話

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よくケガの痛みがひかず、注射を打って大会に出たという話を聞きませんか?

私も今から30数年前に駅伝の1区を任されたにもかかわらず、シンスプリントの痛みがひかず、スタートの数時間前に痛み止めの注射を打って走った経験がありますが、結果は練習もできていなかったこともあり散々でした。ただ、あまり痛みは感じなかったように思います。

この注射ですが、気をつけないといけないのが、痛みがひいて治ったと勘違いして無理をしすぎるとさらに患部を悪化させる危険があります。スポーツ障害の場合、痛みをとるための患部の注射の大半がステロイドホルモンです。炎症を抑えて痛みをとる効果は強いのですが、反面、傷ついた組織が治るのに必要な毛細血管の新生と線維芽細胞の増殖を抑えてしまいます。その結果、痛みはひいたが注射を打った2日後に患部の強度が落ち、そして、強度が戻るのに2週間かかると言われています。あくまでも、ステロイドホルモンを患部に打った場合の話です。

つまり、ケガをして痛み止めの注射を打ったら、治ったと勘違いせず2週間は様子を見ながら練習することが大切だと言えます。事実、注射を打って無理をして疲労骨折してしまったという人を何人か知っています。どうしても出場しなければならない事態に直面した時は、かかりつけの医師と十分話し合って決断することが重要ですね。

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