ランニング理論

ランニングシューズの選び方

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私が陸上を始めたのが16才。その当時のシューズ選びは、ゆっくりジョックの時には「足への負担を軽減してケガのリスクを抑える」という理由で、かなり重めの厚底のシューズを履いていました。大会に出るときは、トラックだとスパイクシューズ、ロードだと200gから250g(およその感覚)のシューズを履いていたように思います。

それが20才くらいまで続きましたが、当時福岡国際マラソンで活躍した中山竹通選手が「走り方が変わらないように、ジョックの時も薄底の軽いシューズを履いている」という情報が流れてから、一気に周りの長距離選手のシューズ選びが変わったように思います。私もそれに倣って、薄底に替えていました。

ここで厚底と薄底のメリットとデメリットについて簡単にお話しします。

厚底は「足への衝撃を抑えケガのリスクを低くするが、足の筋力が伝わりにくい」一方、薄底は「足への衝撃は強くケガのリスクは高まるが、足の筋力がよく伝わる」という相反する特徴があります。

長年マラソンをやってきての感想ですが、若い時は「何を履いても足がついてきた」そんな感じですが、50才を過ぎてからは、あまり厚底も重すぎて走りにくいし、軽すぎても足への負荷が強すぎます。

現在は、練習時は200g~230g、大会のみ180gくらいのシューズを履いています。練習で180gを使わないのは、疲労とケガのリスクを抑えるためです。よくスポーツショップで「サブスリー向け」、「サブフォー向け」と書かれたシューズが陳列されていますが、まさにその通りで、シューズ選びは年齢でなく、筋力(パフォーマンスレベル)で選ぶものだと思います。

人それぞれ足の型も違えば、筋力も違うので、いろいろ試しながら自分に合うものを選べば良いと思います。ただ、少なくとも練習用とレース用シューズは使い分けて欲しいですね

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