ランニング理論

いびがわマラソンのアップダウン攻略 ~本番編~

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今回は、いびがわマラソンで好記録を出すために、最も大事なアップダウンの攻略について、本番での走り方のポイント&練習方法をお伝えしたいと思います。

第1回目は、いびがわマラソンでの走り方のポイントについて、今までの上位入賞者の話と、私のコースの一部をジョギングした経験をもとにお話しします。

まずコースは、スタートして4Kくらいは平坦、それから徐々に上り頂上までが約19Kあります。この19Kの間に136m上り、一番傾斜のきついところは14K地点で勾配7%の上りが500m続きます。

こう聞くと、ものすごく大変なイメージがあるかと思いますが、意外と大会に出た人に聞くと「それほどでもないですよ」と口をそろえて言います。

事実、19Kで136mの勾配平均は0.7%です。0.7%は、上りとしては大したことはありません。その後、19K下り4K平坦でゴールです。

走りのポイントは、練習が出来ている人なら上りの頂上までかなり無理をしてもいいと思います。当然息は上がりますが、下りになれば呼吸は落ち着きますし、練習が出来ていれば自然と下りのペースもあがります。練習が出来ているということは、筋肉のダメージが少なく、足が疲労しにくい状態です。下りは、体重に任せて駆け下りてくるだけです。ただし、力を使いきってはいけません。

最後の平坦4Kのために体と気持ちの用意をして、下りの後半から力を蓄えるよう意識してペースを少しだけ抑えることが非常に大切です。そして、平坦になったら、すべての力を出し切る。これをしないと、最後が大ブレーキという事になってしまいます。

以上は、練習が出来ていて記録を狙うランナーの走り方ですが、練習が出来ていない人は、やはり「上りは無理せず力を貯めて」がいいと思います。

最後に、初出場の人は出来れば一度マラソンコースを試走されることをおすすめします。試走が無理なら、車でコースを確認するだけでもいいです。特に前半の上りの地形と距離の関係を覚えておくだけで、力の配分が可能になり安心できます。また、エイドが充実していますので楽しみで参加する人はfoodチェックもいいですね。ただ、くれぐれも食べ過ぎて腹痛ということになりませんように。(笑)

次回は、練習方法についてお話しいたします。

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