6月5日(金)の中日新聞に、1980年のモスクワオリンピック、西側諸国ボイコット問題について、金メダルが確実視されていた瀬古さんの、不参加が決定した当時の心境が書かれていました。
「四年後出ればいいじゃんと思った。力が落ちるなんて考えもしなかった」と語っています。
結果、ロサンゼルスは十四位、ソウルは九位に終わっています。
瀬古さんは、当時23歳。これを考えると、瀬古さんのピークは23歳~25歳くらいだったのでしょう。
では、30歳、40歳からマラソンを始めた市民ランナーの場合、ピークは何歳なのでしょうか?
一度読んだ資料によると、ある程度真剣に取り組んでいるランナーだと、5年後くらいにピークがくると書かれていました。
今まで指導してきた経験から、あながち間違っていないように思います。
ただ、個人差もあり、「どんな練習をどれだけするか」によって決まります。
言い換えれば、「心肺機能、筋力、筋持久力、柔軟性、メンタル」など、総合的な身体能力が落ちない限りは、伸び続けるという事です。
タカマラソンクラブの40歳以上のメンバーを見ていると、メンタル面は強いし、まだまだ伸び続けているように感じています。