先日、犬山ハーフマラソンが中止になり、急遽全員が20キロタイムトライアルを実施しました。
そこで、20キロタイムトライアルの効果を検証します。
<身体的効果>
- 糖や脂肪などの使い方(エネルギーシステム)の発達
- 神経と筋肉の反応がスムーズになり、経済的な走り方の習得
- より良いフォーム(腕と脚の連動)の習得
- 20キロと言う距離では、筋持久力、LT改善が見込まれる
<メンタル的効果>
- 当日に結果を出すために、気持ちの調整力が養われる
- 大会と同等の位置づけのため、集中力が養われる
- 負荷のきつい練習になるため、タフな精神力が身に付く
<その他>
今回は、犬山ハーフを2週間後のフルマラソンの刺激走としてエントリーしている人が多かった。
その観点から見ると、20キロタイムトライアルが調子よく走れた人は、2週間後のフルマラソンでも、記録を狙えたチャンスは十分あったと思います。
一方、調子がよくなかった人は、おそらく大会でも苦戦したと思います。
今回のタイムトライアルでは、フルマラソンの練習と調整が上手くいっているかどうかがある程度わかる練習だった、という事です。
ただ、2週間後のフルマラソンが中止になったため「気持ちが燃えなかった」という話も聞きました。
それは、事実でしょう。
ただ、強いランナーは、先を見据え、タイムトライアルと言う貴重な練習を、決して無駄にはしません。