先日、NHK番組「ガッテン!」で、“新たなはりの効果”について放送されていましたので、内容をご紹介します。
ツボとは
①体に不調があると、体表に押したりすると痛いなどの反応が出る箇所
②筋膜が、無理な姿勢や使い過ぎなどの疲労で血行不良になり、よじれている箇所
経絡(気の通り道)について
最近、全身が筋膜で繋がっていることと、その筋膜の走行に経絡が一致していることがわかってきた。
はりを打つと離れた箇所に効く理由
筋膜、神経、血液、リンパのネットワークが全身に張り巡らされているため。
<例>
足の三陰交にはりを打つと、逆子が治る。手の合谷にはりを打つと、顔面の体温が上がる。
(実際に映像で確認できたが、明確な理論は説明できないとのこと)
はりが効く理由
肩こりのひどい人の、筋膜のよじれた箇所(凝った箇所)に、はりを打つと組織が傷つき、それを治そうとして血流が増える。結果、よじれがとれ、凝りもなくなる。(実際に映像で確認)
まとめ
今回の新発見は、はりを打つことで、筋膜のよじれがとれ、凝りがなくなることと、筋膜の走行と経絡がほぼ一致していたということです。
「筋膜リリース」という治療が流行っていますが、理論はこれですね。
最近、はりブームの再到来と言われていますが、今だ解明されていないことがたくさんあります。
今まで以上に、探求心を持ちながら多くの経験を積み重ね、できるだけ多くのみなさんのお役にたてればと思います。