ランニング理論

フルマラソン後の練習はどうすればよいか

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フルマラソンを走った後、みなさんはどんな感じで練習を再開されているでしょうか?
フルマラソン後の回復期の練習については、そのダメージの大きさによっても違いがありますが、

  • やっとの思いでゴールした場合 (体のダメージが大きい時)
  • 調子よく走ってゴールした場合 (体のダメージが小さい時)

の2パターンについて、基本的な練習方法を解説いたします。なお、体のダメージの大小については、足の疲労具合で判断します。

<ダメージの大きい時>

  • 2週間はゆっくりジョックで筋肉の回復をはかります。
  • 2週間かけても足の張りが取れない場合は、さらに1週間ジョックで様子をみます。
  • 走る距離は月間走行距離が300Kの人で、5Kくらいから始めて12Kくらいまで。徐々に距離を伸ばしてください。
  • 少し疲れがとれてきたと感じたら、練習後のウインドスプリントを始めるとよいです。
  • だいたい3週目~4週目くらいから普通の練習にもどれる人が多いです。

<ダメージの小さい時>

  • 基本、ダメージの大きい時より1週間早く回復しますので、すべて1週間前倒しする感じでいいと思います。
  • だいたい2週目~3週目くらいから普通の練習にもどれるように思います。

 

よくあるミスですが、フルマラソン2週間後にまたフルマラソンを入れて、自分では、疲れがとれていると思ったら、20K過ぎから足が固まってしまった、というパターンです。
この場合、完全に疲れがとれていなかった(「深の疲れ」という表現が多く使われている)という事が原因ですが、経験をたくさん積めば、事前の練習で疲れがとれているかどうかの判断が可能になります。

フルマラソン後のダメージについては個人差が大きく、レース中の環境、ペース、体調などによって左右され一概には何とも言えませんが、はっきりと言える事は、距離を踏めている人はダメージが少ないですね。

 

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