最近、汗をかかない子供や大人が増えているようですが、どうしてなのか?
汗腺には2種類あり、能動汗腺という種類の汗腺から汗が出て、その数は3歳で決まっているそうです。生まれてから3歳までに涼しいところばかりで、あまり汗をかかない生活をしていると、この能動汗腺の発達が遅れ、汗が出にくくなるというわけです。また、大人になって能動汗腺の数は普通でも、エアコンの効いた部屋ばかりで生活をしていると、機能の低下が起き汗が出にくくなります。
汗の作用については、いまさら述べるまでもなく、汗が蒸発するときの気化熱を利用して体温があまり上がりすぎないように調節してくれます。つまり、汗が出にくいと熱が体内に溜まり、熱中症のリスクが高まります。汗は非常に大切です。
次に、汗が出にくい場合の改善方法ですが、赤ちゃんの場合は3歳までに適度に汗をかかせる生活をさせるということになりますが、機能の低下した大人の場合はどうか。手と足の温浴がいいそうです。手足同時に温めるとベストですが、手のみ、足のみでも十分効果があるようです。
いずれにしても、普段からスポーツなどで汗をかく習慣を身につけることが大切だと思います。