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名古屋ウィメンズマラソン振り返り [第一回] 鷲見 早紀さん

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2021年3月14日に行われた名古屋ウィメンズマラソンにおいて自己ベストを更新したメンバーのみなさんにアンケート形式でのインタビューをお願いしました。

それぞれにドラマがありますが、結果が出て良かったと思います。

それにしても今回の名古屋ウィメンズマラソンは、私の指導の中でスタート前はどちらかと言うと落胆、ゴール後は喜び、これほど落差のあるマラソンは初めてでした。

第一回は、鷲見早紀さん(3時間17分42秒PB・岐阜県5位)の振り返りを掲載させていただきます。

岩津さん、松井さんのお二人は、後日YouTube公式チャンネルで動画配信します。

[第一回] 鷲見 早紀さん

数か月前からマラソン練習に取り組んできて、成功したと思う事、一方失敗したと思うことがあれば教えてください。

成功したこと:
コーチも以前からおっしゃっている事ですが、練習会ではただ走るのではなく毎回自分の中でペースや走り方の目標を決めて走るようにしました。練習会に参加できるときは緊張感を持って、自然と集中して練習に取り組むことができたと思います。ポイント練習に参加できないときは自主練でインターバル走を取り入れました。一人だとどうしてもペースは落ちてしまいますが、やり切った達成感は自信にもなりました。

失敗したこと:
走り込みの期間でも普段と走る距離がさほど変わらなかった(+50~70Km)。ジョグはフルマラソンを走る上で大事な脚づくりになります。走る時間の確保や効率よくトレーニングすることが今後の課題です。それと大会2週間前に不注意で転んでケガをしてしまったこと。前日まで膝の痛みが続き、不安と焦りがありました。

スタートラインに立った時、レース中、ゴール後の心境は?

当日は少し緊張しながら会場に向かいました。痛みや練習不足に関しては「もうなるようにしかならない!」と半ば開き直るように気持ちを切り替えて、思ったよりリラックスしてスタートラインに立っていました。

久しぶりに味わう大会の雰囲気に高揚感もあり、膝の痛みもなく25Kmまであっという間の感覚でした。35Km過ぎからは足が重くなり5分ペースまで落ちて苦しくなりましたが、沿道の応援に支えられました。何度も立ち止まってしまう自分に悔しさがありましたが、ただゴールすることだけを考えて前に進んでいました。

ゴールした時は完走できたことに安堵し、タイムついてはゴールした直後は自分のタイムと思えず、あまり実感がありませんでした。

共に練習に励み応援してくれたクラブの皆さんや支えてくれた 家族のお陰で完走でき、PB更新ができたと思っています。走れたことにも感謝と喜びでいっぱいです。ありがとうございました。

どれくらいのタイムを狙っていましたか?また、今回のタイムの自己評価を聞かせてください。

直前のケガで完走できるのか、サブ3.5も達成できるのか?わからないままスタートしたので、完走してサブ3.5を達成できたので200%の達成度です!!

今後の目標を教えてください。

ウィメンズマラソンを走り終えて課題も多く見つかり、もっと強く、もっと速くなりたい!という思いが出てきました。さらにトレーニングを重ね、ステップアップし将来的にフルマラソンで3時間10分を切りできるランナーになれたらいいなと思います。

タカマラソンクラブのいいところはどんなところですか?

いつも刺激をもらえる仲間の存在やコーチからのアドバイスにより目標を見失わず練習に取り組めたと思います。練習会に参加できないときはブログで皆さんの走りをチェックしてモチベーションをあげていました。良き同志、良きライバルという感じですが、和気あいあいとした雰囲気もクラブのいいところだと思っています。

インタビューあとがき

仕事柄練習もあまりできていない中で「どれだけ走れるか」が、彼女の勝負でした。そこに追い打ちをかけるように10日前に練習で転倒し膝を強打。接骨院に治療にきたときは痛み腫れもひどく走れる状態ではありませんでした。それでも彼女は「棄権します」とは言いません。レースの3日前8キロを軽めに走った時、ようやく初めて痛みが出なかった状態でした。

「先生、足は痛くなってもゴールはします。」

この言葉を聞いた時、元々彼女の心の強さはわかっていたつもりでしたが、私の想像を超えるマラソンに対する熱意、精神力を感じました。あとは、アンケートを見ていただければわかりますが、練習量の少なさ、最悪の体やメンタルの状態から言うと、想像できない記録でゴールしています。

これからは、練習さえ積めればかなり伸びるのは間違いありません。私も引き続き応援します。まずは3時間10分切りを目指しましょう!

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