最近、手のひらを冷やして暑さ対策をするアイテムが作られ、マラソン練習に使用できるという事で、どんなものか調べてみました。
メッシュ素材で、手のひら側にジェル状の保冷剤がついたサポーター仕様です。
理論は、手のひらには、体温調節をつかさどるAVA血管が通っており、その血液を12℃で冷やすことで、深部体温の上昇を抑えるというもの。12℃がポイントのようで、あまり冷やしすぎると血管が収縮してしまい、効果が表れにくいとのこと。
使用方法は、運動の30分前に冷やしたり、運動中に冷やしたりなど状況により様々です。
なるほど、私が時々ランニング中に暑くなると手のひらをパーにして、風を当てると楽になるのと同じ理論です。
暑さによるパフォーマンス低下の大きな原因は、深部体温の上昇によりエネルギー消費が高まることと、筋温の上昇により、収縮系、代謝系の機能が低下すること。ここ最近の暑さだと深部体温を0.1℃でも上げない努力は、かなり期待できるのでは。
さっそく、今日の夜練習でその効果を試してみたいと思います。
ただし、「小さめの保冷剤」を代用します。握っていればすぐ溶けるので、冷やしすぎにもならないでしょう。「冷やすことでどれだけ楽になるか」を検証してみます。