今回のテーマはネガティブな印象ですが、考え方をポジティブにとらえることで、「結果を出すヒント」にもなり得るので、あえて解説したいと思います。
<結果が出ない理由>
1.練習が足りない
説明するまでもなく、マラソンは筋持久力と精神的持久力の勝負です。基礎の基礎ができていない。
2.練習の継続性がない
1に関連しますが、1週間に2~3回完全休養を入れる練習パターンは、筋持久力と精神的持久力が育たない。
3.目的意識が低い
目的はあっても、その意識が低いために、集中力が散漫になり、レベルの高い練習ができない。また、1.2にも関連します。
4.練習の意味を理解していない
練習には、インターバル走、レぺティション、起伏走、ペース走、ビルドアップ走など、それぞれに目的と、目的にあった走り方、ペースがあります。その意味を理解できていなければ、練習の効果は半減します。
5.調整能力が低い
調整方法は人それぞれ違いますが、調整方法がわからない。または、ない人は結果は出にくいです。調整方法は、ポイント練習や大会本番で養っていくものです。
6.その他
練習のしすぎ、または練習内容が単調なため、結果が出ないランナーも多くいます。
<対策>
今の自分に何が足りないのかを、客観的に判断し行動することですが、これがなかなかつらいのではないかと思います。そこは、自分の周りで意欲的に練習に取り組んでいるチームや仲間を探すことです。集団やレベルの高い仲間の力で、意識と行動が変えられます。
さらに、練習をしすぎる人は柔軟な思考も必要です。マラソンの依存性にはまるのでなく、「何のための練習か」を理解できれば、練習しすぎることはないと思います。普段、やりすぎる分のパワーを、大会本番で使うくらいの心の余裕を持って欲しいですね。