ランニング理論

ネガティブスプリットを考える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

今年から、東京オリンピックでのマラソンメダリスト誕生を目指して、一部の大会でこのネガティブスプリットが試行されました。これは、前半のハーフの通過タイムより後半のハーフのタイムを上げるというものです。ただゴールタイムが遅ければ何の意味もないわけで、男子なら7分前後、女子なら22分前後のタイムが陸連で設定されています。

はたしてオリンピックでこの走りが通用するのか?

私個人の意見ですが、結論から言いますと難しいのではないかと思います。なぜなら、オリンピックではペースメーカーがいませんし、スローペースになる保証もありません。たとえスローペースになったとしても、力のある選手は後半相当ペースが上がるはずです。

やはり、どんなペースで走るかはチームの監督や自分の判断に任せて、どんな状況でも勝てる強い選手を育てるべきだと思います。ただ陸連の設定タイムを狙うのであれば、ネガティブスプリットはいいのではないかと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る